生活保護の不正受給で逮捕されたキャバ嬢
貧困が問題になり、収入の格差が広がる現代では生活保護を頼る人が増えています。
シングルマザーの女性は、特に生活保護が必要だと言われています。
そんな生活保護ですが、これは収入がまったく無い、あるいはほぼ無いに等しい状態でのみ受け取れるものです。
それなりの収入があるにも関わらず、それを申告せずに生活保護を受け取れば不正受給となります。
不正受給には厳しい罰則があり、非常に苦しい思いをすることになるでしょう。
生活保護の不正受給で逮捕されたキャバ嬢もいますので、実例を交えて紹介したいと思います。
シングルマザーの姫乃さん
キャバ嬢の姫乃さんは元々キャバクラで働いていましたが、妊娠をきっかけに退職をしています。
その後、2年間は専業主婦として生活していましたが、結婚2年目に夫の浮気で離婚となりました。
そこで問題になったのが生活費と子供の養育費です。
夫から養育費が支払われるものの、それだけでは生活して行けません。
姫乃さんは働こうと思いましたが、その時は離婚のドタバタでメンタルを壊してしまい仕事が出来る状態ではなかったのです。
その結果、姫乃さんは生活保護を受給する選択肢を取り、ギリギリの生活をしていました。
不正受給の始まり
その後、メンタルが回復して来た姫乃さんは、生活保護をもらいつつキャバクラで働くようになります。
これが
不正受給の始まりです。
本来であれば、キャバクラで仕事を始めた時点で生活保護の受給を停止しなければなりませんでした。
しかし、姫乃さんは少しでも
お金が欲しいという思いから、仕事を始めたのを秘密にしていたのです。
始めの内は役所にバレることなく、生活保護とキャバクラの収入の両方を手に出来ました。
ですが、それは長いこと続きません。
市役所から電話
突然、市役所から電話がかかって来て、キャバクラで仕事をしている件を追及されたのです。
姫乃さんは逃げられないと観念して、事情をすべて説明することにしました。
活保護の全額返金で話が終わると思っていた姫乃さんですが、事態はそんなに軽くはありません。
キャバ嬢での収入は月に30万を超えており、生活保護費と含めると月に42万もの大金を手にしていたのです。
金額の多さ、そして不正受給を認識していた経緯が悪質と判断され、姫乃さんは刑事告訴されて逮捕されることになりました。
生活保護も不正受給した金額の1.4倍の金額を返金しなければなりません。
刑務所にも服役するでしょう。
不正受給を甘く見ていると、このような破滅が訪れてしまいます。
役所が不正に気付く場合もありますし、周辺住民からの密告で発覚するケースもあります。
どんな理由があろうとも、不正受給は止めておく方が賢明でしょう。